[OSTRIV] ウクライナの18世紀街づくりゲーム「OSTRIV」ゲーム序盤の流れ【2年目】

[OSTRIV] ウクライナの18世紀街づくりゲーム「OSTRIV」ゲーム序盤の流れ【2年目】アイキャッチ

 

 

ウクライナの街づくりシミュレーションゲーム「OSTRIV」早期アクセス状態でのプレイ紹介です。初めてゲームをプレイする場合を想定して、村の運営を進めていきます。前回の記事に引き続き、2年目を進めていきます。

【1年目】の記事はこちら。

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[OSTRIV] ウクライナの18世紀街づくりゲーム「OSTRIV」ゲーム序盤の流れ【1年目】アイキャッチ

※アルファ版(2020.6現在)のプレイとなります。バージョンによってプレイに差がある場合がありますのでご注意ください。ゲームを立ち上げると最初の画面右下にバージョン情報が出ます。本記事は「Alpha3 patch3(0.3.3.1)」となります。
※ネタバレを含みます。

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OSTRIV 序盤プレイ【2年目】

前回の記事では、ガイドに従い9軒の家を建ててから、2年目以降移住者を増やし街を大きくしていくための準備を始めました。
新しい住人を町へ呼び込むためには、家と仕事、そして食料がなければならず、食料を確保するために農園を建てて春に向けての準備をしました。

仕事場の労働状況を確認

いったん時間を止めてゆっくり確認していきましょう。これまでに労働者が必要な施設をいくつか建ててきました。「forestry(森林管理所)」「thatchery(わら収集所)」「Smithy(鍛冶屋)」「Carpentry(大工)」そして「Farm(農場)」です。これらの施設は労働者がいないと正常に稼働しないため、キチンと労働者がいるかどうかを確認する必要があります。一旦すべての仕事場をクリックして、労働者の状態をチェックしてみます。

労働者がいないときは砂時計のアイコンが表示される

ここで、ポテコの村では「Carpentry(大工)」に労働者がいないことがわかりました。大工さんがいないと、壊れたカートなどを直してもらうことができません。
ということでここに人が配置できるかどうかを確認していきます。上部メニューの右から2番目、人のアイコンと数字が出ているところにカーソルを当てると、現在街にいる住人の数と、空いている仕事場、そして求職者の数を確認することができます。

移民が来る条件を満たしているかの確認

上の画像では、空いている職場(確認したCarpentry(大工)が空いている)が1に対し、求職者も1人いることがわかります。しかし、大工に慣れるのが男性だけなので、そこの求職者の女性は入ることができません。
これでは、大工の仕事が空きっぱなしになってしまいます。では、次に、現在仕事についている男性の中で、大工さんに転職してもらえないかどうかの確認をしてみます。

一番最初に配置した入植者キャンプ、そこの残っている建物のうちのひとつ、Camp center(キャンプセンター)をクリックしてみてください。すると、何やら人がいることがわかります。少し離れて表示されているのは「Mayor(市長)」です。彼が一体何の仕事をしているのかはよくわかりませんが(笑)そのままにしておいて、その下、男性がずらっと並んでいます。これは建設業に従事している人々です。

Camp center(キャンプセンター)は初期の中心

現在5人が家などを建てる仕事をしています。たくさん労働者がいるならこのままでよいのですが、大工に1人回したいので誰かを解雇して、大工に回ってもらうことにします。
今回は一番右のおじさんを解雇します。右クリックで解雇し、時間を進めるともくろみ通り大工に転職してくれました。これで壊れたカートの修理や、新しいカートの作成が始まります。

労働者が足りないときは

建設に従事する人数は多いほど仕事が早く進みますが、最低一人いれば作業自体は可能なため人手不足の場合はここで人数を調整することをお勧めします。

釣りで追加の食料を確保

「Farm(農場)」の準備は完了していますが、作物が収穫できるのは2年目の秋です。秋になるまで住人が増えないのはつらいので、すぐに確保できる食料を準備しましょう。
画面下メニュー、「Production(生産)」の最下段「Fishing dock(魚釣り桟橋)」と「Boatyard(船修理場)」を配置していきます。

「Fishing dock(魚釣り桟橋)」と「Boatyard(船修理場)」はセットで配置

これらの施設は川に建設します。狭かったり、川の向こう岸(橋がないと渡れない)場所など建設できないところが多く、キャンプの設置の場所によっては、街の中心から外れたところにしか置けない場合があります。移動に時間がかかるため、多少の時間的ロスは発生しますが、それでも問題ありませんので建てられるところに建てましょう。

施設は村の中心から離れていても問題ない

「Fishing dock(魚釣り桟橋)」と「Boatyard(船修理場)」は川が凍り付いていない時期(3月~11月)の間だけ稼働します。また、「Fishing dock(魚釣り桟橋)」は建設後、「Boatyard(船修理場)」で新しいボートを建設しないと稼働しません。ですのでこの2つの施設はセットで使用すると覚えておいてください。
施設を建設後、氷が融けたら船を注文しましょう。完成したボートは自動的に「Fishing dock(魚釣り桟橋)」に送られ、準備ができれば釣り人が川に出て釣りを開始してくれます。どちらの施設でも労働者を配置するのをお忘れなく。

Fishing dock(魚釣り桟橋)はボートがないと稼働しない

Market stall(露店)の使い方

魚が取れたり、作物を収穫出来たら、「Market stall(露店)」で販売することができます。

1店舗につき4種類の商品を取り扱えます。
また、Market stall(露店)は女性を雇うことが可能です。女性の仕事場は男性に比べ少なく、女性の求職者が余りがちですし、逆に男性しか働けない仕事場に男性を回したいため、Hire options(雇用設定)のWorkers上段「Hire men(男性を雇う)」のチェックを外しておくことをお勧めします。

男女の雇用をコントロールしよう

Market stall(露店)に商品追加をします。上段の+マークのボタンをクリックすると、扱うことのできる商品一覧がでます。ここから適切な商品を選択します。
今回は、Firewood(薪)とFish(生魚)を選んでおきましょう。魚が取れ始めれば自動的に運ばれて販売が開始されます。

Market stall(露店)の使い方

食料の不足

入植者キャンプのメンバーは、それぞれたっぷりの食料をもってやってきてはいましたが2年目も半ばを過ぎるとさすがに残り少なくなってきます。このアイコンが出てきたら要注意です。食料が2種類以下しかない場合食料不足のアイコンが表示されます。
これですぐに飢えてしまうわけではありませんが、その時点で食料の供給が全くできていない場合は、急ぐ必要があります。今回のプレイでは、2年目7月の時点でアイコンが出現しました。農園の秋の収穫待ちなのと、釣りの魚が徐々に供給されてきているので様子を見ていても大丈夫です。

各家庭の食料が少なくなるとアイコンが出る

農作物の収穫

8月になると、小麦の収穫を皮切りに農作物の収穫期が始まります。手の空いている村人はLaborer(運搬人)として農園に集まり、手分けして収穫を進めます。
Laborer(運搬人)はデフォルトで最大20人として設定されています。そこに一気に集まってしまい、ほかの仕事が滞る場合、Laborer(運搬人)の最大人数を少なく設定することも可能です。

8月から冬までは農作物の収穫期

また、小麦は挽いて小麦粉にしないと販売できませんが、ジャガイモはすぐに販売できるので、収穫に備え、先ほどのMarket stall(露店)に追加しておくとスムーズです。

露店に商品が並んだら空き家をチェック

漁が始まったり、作物が収穫されてしばらくすると、Market stall(露店)に潤沢に商品が並ぶようになります。

Market stall(露店)に食料の在庫がないと移民が来ない

そうなったらまた状況をチェックしましょう。画面上段メニュー、先ほども見ましたが、移住のための条件が満たされました。Enough food for sale(売るのに十分な食料がある)を満たしたため、建てておいた空き家に人が入ったようです。大人が18人から24人に増えました。
空き家が埋まってしまったため、no housmg available(空き家がない)となっていますが、この状態であれば家さえ建てれば住人がやってきます。

人口と労働状況、移民の条件の確認

とはいえ、あまり増やしすぎても食料や仕事場が足りなくなりますのでバランスを見ながら増やしていってください。no housmg available(空き家がない)だけの状態を保っておき、必要になったら家を増やすというのが基本です。

小麦粉と倉庫

収穫が進むと、作物は農園内にストックされます。ジャガイモはそのままMarket stall(露店)に運ばれますが、Wheat(小麦)はそのままでは売れません。「Production(生産)」からWindmill(風車)を建設しましょう。風車は配置時に回転できません。あとで風の向きに合わせて勝手に方向が決まるからです。場所だけ決めて設置してください。
労働者を雇うと、農園などからWheat(小麦)が運び込まれ、Flour(小麦粉)が生産されます。その後Market stall(露店)で販売することが可能です。

Windmill(風車)で麦を小麦粉に加工

村の予算の設定とタウンホール

画面上部メニュー、一番右のお金のマークのところは現在の村の資金です。マウスオーバーすると村の資源の備蓄量を確認することもできます。

資金と資源在庫の簡易ウインドウ

お金のアイコンをクリックすると、ECONOMY(経済)ウインドウが開きます。
左の票は各資源の年度別の統計です。左から在庫量、生産量、使用量(例えば釘の素材としての鉄や炭など)、販売量(住民に露店で販売した分)、輸入量、輸出量です。

ECONOMY(経済)ウインドウで資源の管理

こちらはほどほどに確認していただくとして、重要なのが右側。収入と支出のバランスの統計です。下の画像を確認してみます。Income(収入)に対して、Expenses(支出)が大幅に多く、最下段のBalance(残高)を見てみるとがっつりマイナスの赤字になっていることがわかります。このまま放置すれば数年後には資金が底をつくでしょう。

ECONOMY(経済)ウインドウで財政状況を確認

では、これを改善するにはどうするかというと、行政の権限を強化するTown hall(町役場)を建設します。
画面下メニュー左から5番目、天秤のイラストのアイコン「Government(行政)」メニューから「Town hall(町役場)」を選びましょう。

Town hall(町役場)を建設

この施設は現在、街の中心として機能しているCamp centerの代替になる施設となります。Town hall(町役場)が完成するとCamp centerは自動的に撤去され、Mayor(市長)がこちらに移動してきます。完成したら時間を止めてじっくり設定をしていきましょう。
「Town hall(町役場)」をクリックすると、Camp centerと同じようにMayor(市長)とBuilders(建設従事者)がいます。
上の方のボタンはPopulation(人口)ウインドウと先ほど見たEconomy(経済)ウインドウを開くためのボタンです。2つ並んだチェックボックス上段は「Allow migration(移民を許可する)」そして重要なのが下段、「Manage seasonal hiring(季節労働の管理)」です。ノーマル状態ではこの下段のチェックを入れることはできません。

Town hall(町役場)内の設定

Worker(労働者)とLaborer(運搬人)とseasonal hiring(季節労働)

以前にちらっと説明しましたが、この世界には、1つの施設でずっと雇用されて働くWorker(労働者)、必要な時に資材の運搬をするLaborer(運搬人)という2種類の労働形態があります。
今回新しく出てきたのは、Worker(労働者)を1年中働かせるのではなく、不要な季節には解雇して必要な時だけ働かせることができるようにするものです。

現実的に言うと、全員非正規雇用、とでもいいますか…。不要な時に賃金を払わなくてもいいため、行政側にはとても都合のいい働かせ方です(笑)。加えてこの世界では市民の数が足りなくなることが良くありますので、少ない人数で多くの仕事を回せるというメリットもあります。
デメリットとしてはあまりに短期に設定しすぎると、その期間に労働者がうまく埋まらなくて仕事が滞る場合がある、などです。先ほど見たように、村の予算がバリバリ赤字の場合やらない理由がないほどの小さいデメリットです。正直seasonal hiring(季節労働)と、予算の変更をせずに赤字から脱却するのは初期では難しいと思います。ですので賢明なプレイヤーの皆さんはバンバン設定しましょう。

seasonal hiring(季節労働)の設定

季節労働を有効にするには、Town hall(町役場)でMayor(市長)顔アイコンの左の方にある、Counselors(顧問)を雇う必要があります。人を雇うと、先ほどのチェックボックス「Manage seasonal hiring(季節労働の管理)」にチェックが入れられるようになります。

そこにチェックを入れると、各仕事場の方で変化が起こります。Hire Option(雇用設定)ボタンを押したときに季節労働に関する設定が可能になっています。

季節労働者の設定

ここでできるのが、On-season(オンシーズン)とOff-season(オフシーズン)にやとう労働者の数と、何月に労働者を雇うかの設定です。
オフシーズンとは、農園などですと、収穫が終わり種まきをするまでの間や、釣りでは川が凍って船が出せない12月~2月くらいで、仕事場によって変わります。基本的にオフシーズンは0人、多くても1人です。
大工や「Boatyard(船修理場)」なども、年中常に修理が発生しているわけではないので年に数カ月だけ働かせるようにしたい、などの設定に使います。大工を例に上げると、ポテコの場合は、冬になって釣りや農作業ができなくなる冬季に大工が働く設定にしています。カートが良く壊れる場合は夏にも2か月くらい雇う感じです。Forestry(森林管理所)やMarket Stall(露店)のように止めてはいけないもの、Thatchery(ふきわら収集所)のように年に2か月くらい稼働させれば間に合うもの、様々ですので上手く調整してみてください。

賃金と販売価格

さて、Town hall(町役場)を建てたことでもう一つ設定が可能になりました。ECONOMY(経済)ウインドウの右下に、各労働者の賃金と、露店での商品の販売価格、そして家の賃料を設定できるエリアが追加されます。
家って貸してたんだ…全員賃貸とか彼らに財産はないのか…。とかいろいろ想像しますが、とりあえずの設定としては、賃金を下げる、です(笑)。賃金を下げると市民の収入が減るため、家の賃貸料金を上げたり、商品の販売価格を上げたりすると飢えたり(必需品が買えなくなるため)お金が払えず出ていってしまったりする(はず)なのでご注意ください。ポテコは賃金を下げたら大抵セットでMarket products price(露店での商品の販売価格)も下げています。

賃金と商品価格、家の賃料の設定

Trading Post(交易所)の建設

雇用と賃金の調整で村の支出を少し減らすことはできました。次にやらなければいけないのは、ほかの村との交易です。余っている商品を売ったり、作れない商品を買ったりすることができます。

さらに、さすがに2年目も後半に差し掛かると、食料以外の初期資源も底をつき始めます。Iron(鉄)は最初1000くらい在庫があったはずですが、半分くらいに減ったのではないでしょうか。Iron(鉄)は今のところ町では生産できず、鉄がなくなると釘が作れなくなって施設の建設がすべてストップしてしまいます。
ということで外の村と交易をするためのTrading Post(交易所)を建設しましょう。

画面下メニュー、左から4番目、露店と荷車のアイコン「Trade & Transport(交易と輸送)」内、上段右から2番目が「Trading Post(交易所)」です。早速建設を始めましょう。

Trading Post(交易所)を建設
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まとめ – 2年めの終わり

お疲れさまでした。このあたりでだいたい2年目が終了したかと思います。
基本の食料を確保し、人口を増やすことができるようになりました。そして、赤字だった経済を今後立て直していこうというところです。seasonal hiring(季節労働)と賃金の設定は必ず調整してください。放置しておくと赤字化します。ゲームオーバーになったりはしませんが大幅な赤字になると立て直しに苦労しますので早いうちに着手したほうが良いでしょう。今回のプレイは初回想定なので、順番にやっていますが、慣れてきたら「Town hall(町役場)」「Trading Post(交易所)」は1年目の終わりから2年めのはじめのあたりには建てたいところです。

次回、交易を開始して商品の売り買いをしたり、動物を買って畜産などを始めていきます。そこまでいけば基本はほぼほぼ終わり。後は試行錯誤しながらゆっくり進めていけると思います。

2年目終了時の村の様子

2年目の終わり。「Town hall(町役場)」と「Windmill(風車)」が増えたのと、住宅が少し増えたくらいであまり規模は変わらず。